北海道の山で、春先に収穫できる山菜はどんなものがあるでしょうか。
タダで食べられる旬の美味しい山菜の取り方や調理法をご紹介します
フキノトウ
まず春先、雪が解けてきたころに道端にポコッと現れます
これがまた見た目もかわいいです
フキノトウはなるべく小さいほうがいいので蕾の状態がベストです
花が咲いていても食べられますが苦味が強くなってしまいます
フキノトウに似た毒草にハシリドコロとフクジュソウというものがあるので注意が必要です
フキノトウを食べるにはアク抜きをして天ぷらで食べます
天ぷらにすると甘さの中に山菜独特の苦みがあり春の訪れを感じます
この苦みが美味しいと思えるようになったのは
30歳を過ぎた頃で、大人になったなーと感じました
フキノトウに似た毒草にハシリドコロとフクジュソウというものがあるので注意が必要です
タラの芽
4月から6月上旬頃まで収穫できます
タラの木は白っぽくてとげがついているので、軍手を履かないと収穫できません
スラーっと伸びているトゲトゲの木の一番上に、5センチほどの芽がちょこんとついています
背の小さい私にはそれを取るのがなんとも大変
だからタラの芽を採るときは夫や義父や義母(たまに娘)と行きます
タラの芽も天ぷらにするととてもおいしいです
タラの芽の特徴として、ほかの山菜より甘みが強いことがあげられます
ウド
ウドもタラの芽と同じ時期にとれる山菜です
ウドを収穫する際には包丁が必要になります
ウドは水気のある斜面によく生えます
採るときは根元が土に埋まっているので包丁で付け根から切って収穫します
芽の軟らかい部分はそのまま天ぷらにして
茎の固い部分は茹でてから酢味噌あえにしたり
茎や皮の部分も捨てずに細かく刻み、きんぴらにするとご飯のおかずにぴったりです
ウドは捨てるところがなく全部食べられます
笹の子
5月~6月頃、東北や北海道の標高の高い山間部にあり千島笹という笹の新芽です
アスパラみたいな見た目で
この地域ではタケノコは取れないので笹の子の事をタケノコと呼んでいる人もいます
こちらも生ではなく茹でてから調理していきます
味や触感はタケノコにそっくりでがエグみはないので食べやすいです
味噌煮にしたりお煮しめにしたり、笹の子豚汁を作って食べます
ふき
こちらは一番メジャーな山菜ですね
笹の子と同じ時期に採れます
ふきは山の中に行かなくてもその辺りにたくさんあるるのですが
美味しいフキを収穫するには少しだけコツが2つあります
1つめは、赤ぶきはとらないこと
私は義父からの「赤ぶきは固くて美味しくないから採るな」との教えを忠実に守っているので
どのくらいまずいのか食べたことはありません
2つめは、外ぶきを取ること
ふきは同じところから3本出ていて真ん中のふきの事を中ぶきといい
両端のふきの事を外ぶきといいます
中ぶきは調理した時、ベチャっとした舌ざわりになってしまいますが
外ぶきは程よくシャキッと感がありやみつきの触感です
ふきは下茹でしてから皮をむき食べやすい大きさにきって他の具材と炒めます
私の実家では豚肉、炒め油揚げと一緒に炒めていました
結婚して義母のレシピはこんにゃく、てんぷらかまぼこと炒めます
私はどちらのふきの炒め物も大好きです
しかし夫は小さいころからふきが食卓に出ていたそうで今は食べ飽きてしまい
私と娘でほとんど食べてます
まとめ
ふき以外の山菜は私一人では絶対採りに行きません
やっぱりクマが出るのが怖いんです
だから山菜取り歴50年の大ベテランの義父や義母(たまに夫と娘も)と一緒に行きます
山菜は茹でしたり皮をむいたりと下処理をしないと食べられないものが多いですが何といっても
その時期にしか食べられない旬のものが味わえるのが嬉しいのです
山にも私有地になっている所もあるため勝手に入ってはいけない場所もあります
ですから地元の人と一緒にいかないと山菜採りは少し難しいかもしれません
でも、自分で採らなくてもそんな旬な山菜を食べられる方法があります
道の駅に行くとその時期のいろんな山菜がたくさん売られていますよ
田舎暮らしはスーパーや病院が遠いのは不便ではありますが
美味しい空気や美味しい水
そして採れたての美味しい食材がたくさんあって
私の日常を幸せな気持ちにさせてくれます
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